君和田 知之さん
昭和の時代、バブル経済でまだ日本全体の景気が良かったころ、本場アメリカから輸入された横文字のルアーパッケージデザインにあこがれていた釣り小僧が、大人になって、桐山プロが主催し日本で開催されたアメリカンドリームトーナメントに優勝してアメリカでの釣りを経験できたことは、人生において大きな意味を持つことになりました。 狭い日本では、まだまだ外来種のレッテルを貼られているバス釣り。バスボートに関しても、ボートランチングができるスロープが整備された釣り場も少なく、その数少ないレイクにボートアングラーが集まり、プレッシャーが高い釣り場が多いのが現状です。
本場アメリカを経験して、特に感動したことは、釣り場の環境が日本と比較にならないくらい良すぎることでした。スロープが数多く、広く整備され気軽にボートを降ろして釣りに行ける環境。仕事終わりの夕方のひと時に、ちょっとだけでも気軽にボートを降ろして釣りを楽しむアングラーが多くて羨ましかったです。
湖岸のゴミもまったく見ないし、大会の後にも、検量を終えたバスの個体を、一度集約し、放流場所を分散させることで、バスの密度が高まることも防止している。そういった活動を公的機関が管理し、それを支えるために釣りのライセンス料としてきちんと徴収し、その予算が釣り場環境を整備するために還元されていると実感できました。
あまりにも広大なアメリカの地では、レイクの数も段違いに多く、湖岸沿いに艇庫付きの住宅も多数見られて、自然で遊ぶ環境が日本とは比較にならないくらい、素晴らしいものでした。
狭く限られた日本で、アメリカと同じことをすぐに導入することは難しいでしょうが、経験できたことを活かして、釣り場環境をきれいに、そして次世代へと素晴らしい遊び場を継承できるようにしたいと思います。また、釣りを趣味として楽しめる人を増やしていきたいと思います。
一度きりの人生。どうせやるなら、臆することなく本場アメリカのバス釣りを経験してみることをお勧めします。当然、航空運賃などの費用や長期休暇を取るなど障害が多いかもしれませんが、現地で経験できることはものすごく多いです。バスプロショップに足を運ぶだけでも、楽しい経験ができます。釣りをする時には、日本人アングラーでも日常的に使う釣り用語で、現地人と会話が通じる英単語が多数あって、英語が苦手な人でも、ネイティブな方々と意外と釣り談議ができるようになりますよ。私でも、現地滞在なんとかなりました。ほとんど日本人がいない街に行くほうが、必要に迫られて英会話も一気に向上しますよ。
私は運よくアメドリトーナメントで優勝して、現地へ行くことができ、トーナメントへ参加し、それ以外でも、桐山さんに現地のレストランやローカルショップにも、連れて行ってもらえました。それらすべての経験が感動するもので、これから先の長い人生において、「もう一度アメリカへ釣り旅行に絶対に行くのだ」と心に決めています。
今後、現地にて本場バス釣り体験と英会話を楽しく学べる場を、現地在住歴の長い桐山プロが計画しているとのことで、釣りも英会話も初心者の方でも、不安なく現地滞在して素晴らしい経験ができたという人が増えることを、楽しみにしています。いつか、そんな経験者の皆様と、バス釣り談議、アメリカ旅行談議ができたら楽しいと思います。
こうした経験は、これまで分かっていたつもりの知識を再度確認・勉強させてくれたフィールドに感謝いたします。この他にもアメリカのフィールドでしか学べない事はたくさんあり、釣り人生の中で必ずプラスとなる要素が詰まっていると思います。
アメリカでのバスフィッシングを豊かな環境下でのんびりと楽しむも良し、より深掘りする為の経験値を得るのも良しと人それぞれの楽しみ方があります!皆様も是非アメリカを通じて、バスフィッシングをさらに楽しみましょう! 最後にこうした機会をいただき、桐山プロには非常に感謝しております。ありがとうございました!