世界No.1の国で学ぶ! アメリカ留学の基本情報を解説!
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世界No.1の経済大国であり、それを支える充実した教育体制を持つアメリカは、留学先として非常に人気です。交換留学発祥の地でもあることから、留学生の受け入れには積極的であり制度も整っています。特に日本とは友好的な関係にあり、日本人が学ぶ英語がアメリカ式であることなどもあり、留学と言えばアメリカを想像する人が多いことでしょう。この記事では、そんなアメリカ留学の種類や費用、手続きなどの基本情報を紹介していきます。
アメリカ留学の種類
留学と言っても、その種類は様々です。昨今では低年齢から高年齢まで幅広い人々が留学を選択されるようになり、そのニーズも多様化しています。ここでは、その中でも代表的な留学の種類を紹介します。
語学留学
語学、つまり英語の習得を主な目的として、現地の語学学校に通うのが「語学留学」です。1~2週間のような短期から受入可能で、留学生や英語を母国語としない移住者などを対象にしています。「General English(一般英語コース)」、「Business English(ビジネス英語コース)」、「Academic English(大学進学準備コース)」、「Examination Preparation(試験対策コース)」、「Private Lesson(マンツーマン)」など、多種多様なコースを選択できます。原則として入学試験などは無く、英語が全くできない人も対象としていることから、日本語ができるスタッフが常駐していることが多く、困ったときにも日本語で解決してもらえるため安心です。
大学留学
現地のアメリカ人と同じように大学で学ぶことを目的として、入学試験を経て大学生となるのが「大学留学」です。語学留学とは異なり、大学レベルの授業に英語でついていけることが前提となるため、各大学が設定する英語試験スコア(TOEFLなど)を取得する必要があります。もし英語力が不足している場合、同大学内に留学生向けの英語準備コースが用意されていることも多いです。ただ、そのコースを受ければ自動的に本科授業に移れるわけではなく、英語力が条件を満たさなければいけないので注意が必要です。その他、高校の成績表や推薦状などを英語で準備するなど、手続きも複雑になります。
また、2年制大学(コミュニティーカレッジ)に先に入学してから、成績優秀者として4年制大学へ編入するという手段もあります。
交換留学
卒業を目的とした大学留学以外にも、1年間のみなど期間限定の制度を利用して留学をする「交換留学」もあります。この場合、日本の大学に在籍をしていて、その姉妹校(提携校)であるアメリカの大学へ留学するというケースが多いでしょう。また、大学以外にも、小学校・中学校・高校においても交換留学は一般的です。前述の学校同士で制度を設けている場合だけでなく、市町村同士が姉妹都市(提携都市)であったり、団体が独自に主催していたりする場合もあります。それぞれ手続き・条件が異なるため、個別に情報確認をしていく必要があるでしょう。
休学・認定留学
1年間など大学を休学し、その間に語学学校や大学に通う形の「休学留学」もあります。交換留学のような制度を利用していないことから、私費留学と呼ばれることもあります。何をどこで学ぶかなど自分の希望通りにできるという、自由度の高さが魅力です。例えば、語学学校に通った後に大学の授業を聴講するということも可能です。その場合、アメリカは9月入学なので、そこまでは語学学校に通ってから大学の科目履修に移るのが一般的です。そこで受講した科目内容次第では、日本で在籍している大学の単位として認定される場合もあります。このような「認定留学」を狙うなら、事前に大学とすり合わせをしておきましょう。
大学院留学
大学留学と同様に、現地のアメリカ人と同じように大学院で学ぶことを目的として、入学試験を経て大学院生となるのが「大学院留学」です。入学審査についても、大学留学と同様に書類によるものとなります。ただ、大学の場合は高校での成績が重要視されますが、大学院の場合はエッセイが重要視されます。自分が大学院で学びたいことが将来のキャリアにどのように関わってくるのか、実績を交えながら明瞭に主張することが求められます。また、アメリカの大学院ではGREやGMATといった試験が別途必要になる場合があり、こちらの対策も進めていく必要があるでしょう。
専門留学・資格取得留学
海外で専門知識や技術を身につけ、キャリアアップを目的とするのが「専門留学」です。IT・エンターテイメント・アート・美容分野まで、学べるものは幅広いです。4年制大学・2年制大学(コミュニティーカレッジ)・専門学校などで学ぶことができ、期間に応じて学位やディプロマなどの資格が得られるため「資格取得留学」とも呼ばれます。資格には民間資格から公的資格まで様々ありますが、キャリアに繋がるものを経歴に加えることで箔をつけることができるでしょう。入学条件としては高卒に加え、TOEFLなどで英語力を証明する必要があります。アメリカでは9ヵ月の受講期間後に、OPT(オプショナルプラクティカルトレーニング)ビザの申請が可能となり、こちらが下りれば現地で1年間の就労が認められます。
インターンシップ・ボランティア留学
海外の企業で働き、実務経験を得ることを目的とするのが「インターンシップ留学」です。無給・有給のいずれもありますが、後者の場合は高い英語力が求められるのが一般的です。語学学校のプログラムの一部として、インターンシップが組み込まれていることもあります。NPO団体へ派遣される場合には、「ボランティア留学」と区別して呼ばれることもあります。どの形態であったとしても、学生として留学するのか就労者として留学するのかによってビザ申請が変わってくるので、派遣先と業務内容についてすり合わせをするなどの注意が必要です。
小学校留学・サマースクール・親子留学
「小学校留学」の場合、姉妹校や姉妹都市などの交換留学制度を利用したり、語学学校や私立学校が提供する「サマースクール」のようなプログラムに私費で参加したりする短期留学が一般的です。後者の場合、母親も同じ期間に何らかのプログラムを受講する「親子留学」も人気です。アメリカでは3ヵ月を超える留学となるとビザを取得する必要が出てきますが、子どもの留学に親が同行する形でのビザ申請は認められません。そのため、同行する場合は親自身が学生ビザや就労ビザを申請する必要があります。アメリカの公立校は基本的に留学生を受け入れていませんが、親のビザ取得が叶えば子どもを同行させるビザ申請は認められ、子どもを公立校に通わせることも可能になります。
中学校留学
「中学校留学」の場合でも、小学生と同様、交換留学やサマースクールなどが選択できます。ただ、親元を離れることができる年齢でもあるので、単身での留学も一般的です。この場合、私立校であれば学生ビザの申請が認められるため、卒業を目的としてアメリカ中学に通うという本格的な留学も可能となります。中学生くらいの年齢のうちに英語環境に入ると大きな英語力の伸びが期待できるため、留学生の受け入れ体制が整っている学校であれば、入学時点での英語力はそれほど問われないことが多いです。ESLという留学生向けの英語授業などで、英語習得をサポートをしてくれます。また、アメリカでは中学の時点では人格育成面などに力を入れる傾向があり、授業が難しかったり大量の課題が出たりといったことは少ないです。
高校留学
「高校留学」の場合でも、中学と基本的に同じく、短期留学から卒業留学まで幅広く選択肢があります。高校からは、公立校でも最長1年間で学生ビザの申請ができるため、卒業はできませんが公立校のためコストを抑えられます。注意したい点として、もし卒業留学を検討している場合、高校時点だと英語環境に入ることによる飛躍的な英語力の伸びは限定的であることや、授業内容も難しくなってくることから、入学時点での英語力が厳しくチェックされます。特に高校2年生以降での卒業を目的とした留学などは、カリキュラム修了が難しいとして入学許可が下りなかったり、学年を1年遅らせたりする必要が出てくるかもしれません。高校卒業後は、そのままアメリカの大学に進学したり、帰国生入試で日本の大学に進学したりといった選択肢があります。
社会人向け! アメリカ留学
前述の留学の種類から、社会人が選択できる留学の主な選択肢をまとめてみましょう。
語学留学
連休の時期や有給休暇をまとめて取得できる際などに、語学学校のプログラムに参加することができるでしょう。1~2週間から申し込むことができる語学学校ならではの選択肢です。コースも一般英語からビジネス英語まで幅広く用意されているので、目的や興味に応じて選ぶことができます。1ヶ月以上の留学が可能な場合は、一般英語だけでなくキャリアに関連した専門的なプログラムを受けることもお勧めします。また、こうした留学はスキルアップと同時にリフレッシュの意味合いもあるでしょうから、学校の環境や授業外での観光も意識した留学先選びをすると良いでしょう。
大学公開講座(エクステンション)
もし休職・転職期間中や特別休暇などで長期の留学ができるなら、語学学校だけでなく大学の公開講座(エクステンション)に参加するのもお勧めです。語学学校よりも更に専門的な内容を学ぶことができ、マーケティングやリーダーシップなどご自身のキャリアに直結する講座を選択することで、帰国後に役立てられます。もちろん、大学の授業となるので相応の英語力が求められます。そのため、もし英語力に不安があれば、先に語学学校のプログラムを受講してからエクステンションに移るといった選択肢も検討すると良いでしょう。
大学・大学院進学
もし数年単位の留学ができるなら、大学・大学院へ進学して学位を取得するという選択肢も見えてくるでしょう。日本の大学を卒業していれば、アメリカの大学院への出願資格があります。その準備は「大学院留学」の項目で記載した通り大変ですが、社会的評価が高いので大きなキャリアアップの可能性を秘めています。特に海外MBAなどは、ビジネススキルに加えて高い英語力とグローバル志向をアピールでき、年収アップに繋がりやすい傾向があり非常に人気です。もちろん職歴に空白期間が生まれるというのは相応のリスクを負うことにもなるので、留学後のキャリアを見据えて戦略的に動いていくことが重要です。
アメリカ留学の費用は?
あくまで目安となりますが、アメリカ留学にかかる費用を確認しましょう。
学費
留学費用の大半を占めるのが「学費」となります。語学学校は週単位、中高大などは年単位での支払いとなるのが一般的です。語学学校であれば週当たりに受講する時間数や授業の専門性、中高であればESL(留学生向け英語授業)の有無などで、費用は上下します。
目安として、以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。($1=¥150で計算)
・語学学校: ¥18万~30万/月
・私立中高: ¥240万~450万/年
・大学: ¥450万~/年
交換留学などでは、原則として別途支払いの必要はありません。また、特に大学以上では様々な奨学金制度が存在するため、利用を検討されると良いでしょう。
滞在費
学費以外で大部分を占めるのが「滞在費」となります。ホームステイ、学生寮、コンドミニアム、シェアルームなどの滞在方法、および食事の有無などにより費用は上下します。留学生を受け入れている語学学校や私立中高であれば、基本的にホームステイや学生寮の案内があるためそれに従うことになります。親子留学の場合や短期滞在の場合には、コンドミニアム(生活設備の整ったアパート)やホテルとなることが多いです。大学生以上であれば、比較的安いシェアルームを選択することが一般的です。
目安として、以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。($1=¥150で計算)
・ホームステイ: ¥12万~21万/月
・学生寮: ¥12万~21万/月
・コンドミニアム: ¥15万~30万/月
・シェア: ¥9万~14万/月
生活費
滞在費以外にも、交通費、電話代、交際費のような「生活費」が発生します。大きく個人差が出ますが、アメリカは日本よりも物価が高いこと、日本にいるときよりも何かと入用になることがあると考え、日本の生活費より少し多めに見積もっておくと良いでしょう。
目安として、以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。($1=¥150で計算)
・生活費: ¥8万~15万/月
もし留学先で車を購入したり、旅行に出かけたりするのであれば、その分も考慮する必要があります。
航空券
「航空券」の準備には、個人で航空会社からインターネット上で直接購入する形や、旅行代理店を介して手配を依頼する形があります。海外旅行などで慣れていて、リーズナブルに渡航できる手段などを熟知していれば、個人手配としても良いでしょう。慣れていない場合、欠航時の対応や現地到着後の動き方などに不安がある場合は、旅行代理店を介すると安心です。いずれの場合においても、何よりも安全を重視して、格安だからといって深夜・早朝の到着・移動となる時間帯は避けましょう。
目安として、以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。($1=¥150で計算)
・航空券: ¥15万~30万/往復
シーズンや燃油サーチャージなどで費用は上下します。また、ビザを所持している場合などは、アメリカだと帰国用の航空券は必要ありません。
海外旅行保険(留学保険)
海外の医療費は日本よりも高いことが多いため、「海外旅行保険」が必要となります。これにより、持ち物の盗難や破損の場合も補償されます。「留学保険」であれば、住宅内での身の回り品の盗難や破損、家主への賠償責任、家族の死亡などによる一時帰国費用など、より幅広い補償があります。いずれの場合も、歯科などは補償されないものが一般的です。また、学校指定の保険がある場合などもあるため、事前に確認しておきましょう。
目安として、以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。($1=¥150で計算)
・海外旅行保険(留学保険): ¥15万~30万/年
ビザ申請料(ESTA申請料)
3ヵ月を超える留学、または週18時間以上の授業を受ける場合、「ビザ申請料」がかかります。同時に、学生ビザ申請者はSEVIS(留学生管理システム)費用の支払いも求められます。また、ビザ申請時にはI-20(入学許可証)が必要となるため、こちらの発行を学校に依頼する際の手数料も発生します。3ヶ月未満の留学であれば学生ビザが免除され、入国者の適格性を判断するESTA(電子渡航認証システム)申請料のみの負担となります。
目安として、以下のようなイメージを持っておくと良いでしょう。($1=¥150で計算)
・学生ビザ申請: 約¥9.5万~15.5万 (ビザ:約¥27,750、SEVIS:約¥52,500-、I-20:¥15,000~75,000)
・ESTA申請: 約¥3,150-
アメリカ留学でお勧めの都市は?
日本の25倍程の総面積を持つアメリカは、西部にロッキー山脈、東部にアパラチア山脈が走り、中央部には大草原が広がり、気候や風土は地域によって大きく異なります。ここでは、そんなアメリカ各地域の全体的な特徴と、留学生にお勧めの都市を紹介します。
東海岸
四季があり、夏は高温多湿となる地域です。世界最大都市であるニューヨーク、名門大学の集まるボストン、首都であるワシントンDC、世界遺産都市であるフィラデルフィアなどがあります。
西海岸
一年を通じて雨が少なく、夏は湿気が少なく温暖な地域です。日本人に馴染みの深いハワイ、ハリウッド映画の本場ロサンゼルス、メキシコ文化も感じられるサンディエゴ、テクノロジーの中心地サンフランシスコ、世界企業の集まるシアトルなどがあります。
南部
気候は良く高温多湿、特に夏に雨が多い地域です。ビーチリゾートが多く、おもてなしの心が根付いており、その人柄はサザン・ホスピタリティと称されます。
中西部
夏は猛暑・冬は極寒という、寒暖差の激しい地域です。大平原が広がっており、製造業と農業が盛んです。アメリカ第3の都市シカゴが代表的です。
西部
年間通じて晴天が多く、気温は日中が高く夜が低い地域です。ロッキー山脈のふもとではスキーやスノーボードが人気で、多くの観光客が集まります。
お勧め都市:ハワイ(西海岸)
日本および世界で大人気のリゾート都市です。日系人が多いため差別も無く、有事には都心部で日本語も通じ、距離も日本に近いため、特に子どもの留学にお勧めです。年間通じて快適な気候と雄大な自然、全米屈指の治安の良さが魅力です。主要地へはバスなどで移動可能ですが、郊外では車が必要となるでしょう。サーフィン・フラダンス・ウクレレといった、ハワイならではのアクティビティも体験できます。
お勧め都市:ニューヨーク(東海岸)
アメリカの経済・文化の中心地で、非常に刺激的な都市です。公共交通機関が発達しており、地下鉄・バスは24時間運行、タクシーもたくさん走っています。人種のるつぼと呼ばれるほど多種多様な人々が集まっているため、様々な出会いと経験が待っていることでしょう。多くの産業が栄えていることから、アート・ファッション・ダンス・グラフィックデザインなど、専門性の高い内容を学べる機会が豊富です。
お勧め都市:ロサンゼルス(西海岸)
西海岸最大の人口を誇り、年中温暖でエンタメ施設が豊富な都市です。基本的に車社会となりますが、バスで主要地を巡ることは可能です。日本人留学生の数も多く、リトル東京という日本人街があることから、困ったときに日本語を使えます。もちろん世界各国からも多種多様な人種が集まっており、特にヒスパニック系の情緒が感じられるでしょう。公立校のレベルが比較的高く、学校の選択肢が多いのも魅力です。
お勧め都市:サンディエゴ(西海岸)
ロサンゼルスに次ぐ人口を有し、より自然の豊かさやメキシコ文化を感じられる都市です。主要地が比較的狭い範囲にまとまっており、電車で移動可能です。都会でありながら田舎の雰囲気があり、人も優しく治安が良い場所です。物価も比較的安いため、留学生にも人気です。メキシコと国境を接しておりスペイン語話者も多く、街中にもスペイン語表記があるなど、英語に加えスペイン語も学べるでしょう。
お勧め都市:ボストン(東海岸)
アメリカ発祥の地としての歴史と、高層ビルが連なる先進性が融合する都市です。四季があり、冬は寒く夏は多湿となります。公共交通機関も発達しており、地下鉄・バスでの移動が便利です。Harvard UniversityやMITなど、約60の有名大学が集まる学園都市でもあります。ボストン美術館やボストン交響楽団、ボストン・ポップス・オーケストラなどがあり文化レベルも高く、教養ある人間が多く治安も比較的良いです。
お勧め都市:サンフランシスコ(西海岸)
三面を海に囲まれ夏の朝晩に霧が出ますが、夏は涼しく冬は温かい、アメリカで住みたい街の常連都市です。日系人が多いことも、日本人留学生には安心に繋がるでしょう。比較的コンパクトな街で、名物ケーブルカーなどの公共交通機関で事足ります。Stanford Universityを始めとする有名大学、シリコンバレーの有名IT企業などが集い、専門学校や語学学校も幅広い選択肢がある、様々な刺激が得られる街です。
お勧め都市:シアトル(西海岸)
スターバックスやマイクロソフトといった大企業がある、西海岸のビジネス都市です。雨が多く森に囲まれており、海と相まって豊かな自然が味わえます。主要地が固まっているので移動もしやすいでしょう。他の西海岸の都市と同様、日本人留学生も多く日本食などにも困りません。約160km北上すればカナダであるため、観光もしやすいでしょう。ヨーロッパの街並みのような雰囲気もあり、様々な顔を持っています。
お勧め都市:シカゴ(中西部)
ユニークな高層ビルが立ち並ぶ、アメリカ第3の巨大都市です。1年中風が強く、夏は快適ですが冬は極寒となります。都会らしく交通機関も充実しており、基本的に車は不要です。日本人留学生が少ないため、そうした環境を望む人にはお勧めです。街はミシガン湖に面しており、内陸水運の重要地として農産物を始め様々な生産品が行き交います。ジャズ・ブルースでも有名であり、休日は音楽も楽しめるでしょう。
アメリカ留学にビザは必要?
アメリカ留学をするためには、入国前にアメリカ側に審査してもらい、それを認めてもらう必要があります。この入国許可証が「ビザ」です。ただ、観光でアメリカに入国をした際に、ビザ申請が不要だった人もいるかと思います。ここでは、そうしたビザに関する疑問の解消や、種類や手続きについて紹介します。
※ビザ情報は変更がよくあるため、アメリカ大使館・領事館ウェブサイトで最新情報をチェックしましょう。
ビザ免除プログラム
アメリカでは、以下の二つのいずれかの条件に当てはまる場合、学生ビザの取得が必要となります。
- 91日間以上のプログラムに参加
- 週18時間以上のプログラムに参加
逆に言えば、90日間以内で週17時間以内のプログラムに参加する留学などは、学生ビザが免除されます。その程度であれば観光・旅行の範疇と判断されるためです。留学という気持ちで向かうのは構いませんが、移民審査官に対しては「観光の際に現地プログラムにも参加します」というスタンスで説明しましょう。
ESTA(電子渡航認証システム)
学生ビザが免除されたとしても、入国者の適格性を判断するESTA(電子渡航認証システム)の登録申請は必要となります。ESTA申請時の注意点や手順などは、アメリカ大使館・領事館ウェブサイトにて動画・スライド付きで分かりやすく説明されています。基本的に必要情報をESTA申請ウェブサイトに入力するだけで構わず、日本語表示もできるので誰でも簡単に済ませられるでしょう。
費用については前の項目でも述べましたが、$21-(約¥3,150-)の申請料が必要となります。また、公式で「少なくとも渡米日の72時間以上前の申請」が推奨されていますので、航空券準備の際に忘れずに済ませておきましょう。
学生ビザ
前述のいずれかの条件に当てはまる場合、学生ビザの取得が必要となります。
F-1ビザ
最も一般的な学生ビザの種類であり、アメリカの学生ビザというと通常はこのF-1ビザを申請します。中学校・高校・大学・語学学校の英語プログラムなどを受ける場合に必要となります。有効期限は最長5年間となるため、それ以上に留学を継続する場合には更新の必要があります。卒業後60日間は猶予滞在期間としてアメリカ滞在が許可されますが、本来の目的(学業)と異なる理由で引き延ばしていると判断されると、次回入国時に影響が出る可能性があるので気を付けましょう。
アメリカの公立・私立小学校、および公立中学校では留学生の入学が許可されていません。そのため、このビザを使って入学できるのは私立中学校となります。
公立高校だと留学生の入学は最長12ヶ月に制限されます。私立高校には制限がないため卒業を目指して入学できます。
M-1ビザ
職業訓練ビザとも呼ばれ、専門学校などで職業的な教育や研修を受ける場合に必要となります。 英語や学術的な内容ではなく、パイロット養成学校・美容専門スクール、ダンススクールなどが該当します。有効期限は最長12ヶ月となります。
ビザ申請に必要なもの
- パスポート(滞在予定期間に加えて6ヶ月以上の有効期限があるもの)
- 過去10年間に発行された古いパスポート
- オンライン申請書DS-160(確認ページをプリントアウトしたもの)
- カラー証明写真1枚(6ヶ月以内に撮影・背景白・5cm X 5cm・眼鏡不可・DS-160左上に添付)
- 入学許可証I-20(署名と日付記入)
- SEVIS費用支払確認書I-901(SEVIS:留学生管理システム)
- 英語での銀行残高証明(留学予定期間の全学費・生活費の支払能力を示すもの)
- 面接予約レター(確認ページをプリントアウトしたもの)
ビザ申請の具体的な進め方
留学先から入学許可証I-20を受け取れたら、以下の流れで漏れなくビザ申請を進めていきましょう。
①オンライン申請書DS-160を作成する
DS-160申請用ウェブサイトに必要情報を入力していくことで作成できます。日本語表示にすることもでき、カーソルを英文の上に持っていくことで和訳が表示されます。ただし、入力自体は英語で行う必要があります。入力を進める際、事前に以下のものを用意しておくとスムーズです。
- パスポート
- I-20
- 証明写真用デジタルファイル(パスポートサイズ 45mm X 35mm)
入力の進め方については、以下のアメリカ大使館・領事館による公式動画を見ながら進めると確実です。
②ビザ・SEVIS申請料金を支払う
ビザ申請料金$185-(約¥27,750-)を支払います。クレジットカードでの支払いが最も便利でしょう。また、留学生管理システムSEVIS申請料金$350-(約¥52,500-)の支払いも、SEVIS支払用ウェブサイトから同じくクレジットカードで済ませておきましょう。使用可能なカード会社は以下の三社です。
- ビザカード
- マスターカード
- アメックス
ビザ・SEVIS支払の進め方についても、以下のアメリカ大使館・領事館による公式動画を見ながら進めましょう。
③面接を予約する
ビザ申請料金に作成したプロファイルより、「面接を予約する」をクリックして必要情報を入力することで面接予約ができます。その際、手元に以下の情報を用意しておきましょう。
- パスポート番号
- ビザ申請料金の受付番号
- DS-160確認ページの10桁のバーコード
面接予約確認書については、実際の面接で必要となりますのでプリントアウトしておきましょう。
④面接を受ける
前述の「ビザ申請に必要なもの」が揃っているか改めて確認し、面接を受けに行きましょう。面接は英語で行われますが、質問は以下のような決まった内容であり10分程度の簡単なものなので、事前に答えを用意しておいてリラックスして臨みましょう。
- なぜ入国するのですか? ⇒ 学習目的を答えましょう。
- 留学計画はどのようなものですか? ⇒ 留学先の学校・受講予定のプログラム・滞在期間・滞在先などを答えましょう。
- 留学費用を払えますか? ⇒ 全く問題がないことを伝えましょう。
- 留学後はどうしますか? ⇒ すぐに帰国することを伝えましょう。
学生ビザ面接では基本的に、「学業以外の目的で入国する意志が無い」ことをはっきりさせることが重要です。向こうは永住目的や就労目的ではないかと疑っているので、その疑念を晴らすように心がけることが重要です。また、服装も自由ではありますが、こちらも学業目的であることが伝わるよう目立ち過ぎないものが良いでしょう。
面接当日の具体的な動きについては、以下のアメリカ大使館・領事館による公式動画が参考になるでしょう。
書類・面接に問題が無ければ、通常一週間程度でビザの添付されたパスポートが届きます。氏名・国籍など記載の情報に誤りが無いか、改めて確認をしておきましょう。
アメリカ留学でアルバイトはできる?
日本では学生がアルバイトをするのは極めて一般的ですが、アメリカでは基本的に留学生が働くことは認められないと考えておきましょう。なぜなら留学の目的は「学業」であり、学生ビザ申請時にも「就労・永住目的ではなく学業だけが目的である」ということを説明し、働かなくても十分な資金があることも示しているため、その内容とも矛盾してしまうからです。不法に働いていることが判明すると、強制送還や再入国禁止のような重いペナルティが課せられることもあり、当然ながら留学も頓挫してしまいます。
こちらを踏まえて本項目では、特別に留学生がアメリカで働くことができるケースを紹介します。
キャンパス内でのアルバイト
アメリカの大学生であれば、学期中では週20時間以内、休暇中はフルタイムで、キャンパス内でのアルバイトが認められています。寮・食堂・図書館などで職員のサポートをすることになります。ただ、あくまで学業が優先となるため、きちんと授業に出席して、成績が一定水準を上回っていることが前提条件となります。また、必ずしも希望者全員のポストが用意されているわけではないため、このアルバイトをあてにした資金計画を立ててしまうのは危険です。
TA・RA制度
アメリカの大学院生であれば、学部の授業や教授の研究をサポートをすることで、大学から報酬を受け取ることができます。
授業の助手をTA(Teaching Assistant)と呼びます。学部の授業を手伝うものであり、当然授業は英語で行うため、所定の英語試験をパスすることが求められる場合もあります。単なるアルバイト代わりとしてだけでなく、人に教えることで自身の理解を深めることにもつながるため、学びにも繋がることでしょう。
研究の助手をRA(Research Assistant)と呼びます。教授の研究を手伝うものであり、一般的には博士課程に進んで自らの指導教授が定まった段階で、その教授のRAとなります。こちらも単なるアルバイト代わりというよりは、教授が研究しているテーマに沿った内容を、自らも主体的に研究していくことになります。
CPT・OPT制度
アメリカの大学生・大学院生であれば、所属学校から許可を得た上で、自らの専攻に関連した就労をすることができます。
受講プログラムの一環として、実地研修を目的として就労をするものがCPT(Curricular Practical Training)です。こちらはフルタイム(週20時間超)でもパートタイム(週20時間以内)でも可能となります。学んでいる内容を現場で実践することが目的なので、英語研修のようなあまり専門性が無い内容を学んでいる場合、CPTを申請することはできません。
CPTのようなプログラム設定が無くても、専攻分野の実地研修として同様の学外就労許可を移民局に申請することができ、これをOPT(Optional Practical Training)と呼びます。在学中(Pre-Completion OPT)または卒業後(Post-Completion OPT)に最長12ヶ月間の就労が許されています。STEM専攻(Science・Technology・Engineering・Math)の場合、さらに24ヶ月間の延長が認められます。学士・修士・博士課程でそれぞれ個別にOPTを申請することが可能です。
在学中にCPTを12ヶ月間以上フルタイムで使用した場合、卒業後のOPTの資格を失います。資格を保ちたい場合、CPTは12ヶ月未満あるいはパートタイムで使用しましょう。(詳細は所属校のアドバイザーに要確認)
アメリカ留学には予防接種が必要?
世界中から留学生が集まるアメリカでは、それぞれが病気を持ち込んで集団感染を引き起こしてしまうことがないよう、留学生には予防接種が必須となっています。他にも、ツベルクリン検査が必要とされたり、健康診断書の提出を求められたりします。州・学校・プログラムなど留学先によって内容が異なりますので、学校側に何が必要となるのかをしっかりと確認しましょう。
ここでは、そうした健康面で準備すべきポイントの概要をまとめています。
予防接種
アメリカで求められる予防接種としては、以下のようなものが挙げられます。
- ジフテリア(diphtheria)
- はしか(measles)
- ポリオ(polio)
- 風疹(rubella)
- 破傷風(tetanus)
- 百日咳(pertussis)
- おたふく風邪(mumps)
- 水痘(varicella)
- B型肝炎(hepatitis B)
- 髄膜炎(meningitis)
留学先の指定により、必要な回数や接種時期などが示されている場合もあります。同時接種できないケースなどにより、長ければ数ヶ月かかる場合もあります。日本ではMMR(はしか・おたふく風邪・風疹)を乳児期に接種していることがほとんどですが、検査により抗体が少なければ追加接種をする必要があります。余裕を持って進めていきましょう。
まずは、留学先から予防接種用フォームを手に入れましょう。そちらを持って予防接種実施検疫所・医療機関に行きます。厚生労働省検疫所ウェブサイトから、実施機関を検索することができます。その際、母子手帳やかかりつけの病院から現時点での予防接種記録を用意しておくとスムーズです。医師に直接確認をしてもらい、必要事項を記入してもらうなどで予防接種の記録証明書(Immunization Form)を準備しましょう。
ツベルクリン検査
ツベルクリン検査(TB Skin Test)は、結核にかかっているかどうかを調べるものです。日本では幼少期にBCGを接種していますが、これによりツベルクリン検査結果が陽性になることが多いです。アメリカではBCGワクチンの接種をしておらず、ツベルクリン検査が陰性になることが多いです。日本人はBCGにより結核に免疫ができていますが、アメリカ人にとってはツベルクリン検査が陽性だと結核感染を意味するため、結核に罹患していないことを証明する必要があります。
まずツベルクリン反応液を注射し、48時間後に反応部位の大きさを測ることで判定が行われます。これにより陽性反応となった場合、胸部のレントゲン検査やIGRA検査という血液検査により、現在結核に感染していない旨を証明して診断書を作成してもらいます。留学先によっては日本ではなくアメリカ到着後に現地の病院で検査を受ける必要があるため、条件をしっかりと確認しましょう。
健康診断書
学校から健康診断書の提出が求められることもあります。留学中に病気にかかった場合、予防接種歴と結核非感染の情報と照らし合わせ、学校としてより適切な対応をするために必要となります。健康診断書に記載が必要なものは、アレルギー症状に関する情報が含まれる場合など、学校によって違いがありますのでよく確認しましょう。また、留学先によっては日本ではなくアメリカで受けなければならない場合もあり、こちらも注意が必要です。
学校からだけではなく、ビザ申請時に大使館・領事館側から健康診断書の提出を求められることもあります。子どもと触れ合う可能性があるなど、受講するプログラムの内容次第となります。この判断は、基本的にビザ申請時に対応している人間に一任されていますので、一律でどのようなケースで必要となるかは分かりません。求められる内容をしっかりと把握して、迅速に対応していきましょう。
新型コロナウイルス(COVID-19)
2023年5月12日付で、アメリカ入国時のワクチン接種証明書の提出が不要となったことを受け、これ以降アメリカへはコロナ関連で制限なく入国可能となっています。ただし、今後変更が発生する可能性もあるため、米国疾病予防管理センター(CDC)のウェブサイトをチェックしたり、受け入れ先の学校に確認をしたりすることを忘れないようにしましょう。
アメリカ留学に奨学金はある?
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アメリカ留学中のスマホはどうする?
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おわりに
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